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フィギュアスケートの最新情報や基礎知識などをブログに載せています。スケート業界では知られているものの、はっきりとは語られていないことやフィギュアスケートをする上で大切なことを考えていきます。

オリンピックで優勝した選手の未来、不正と戦う卓球の水谷選手、東京五輪の消えた費用、他

 先日、ブログに載せた東京五輪の卓球混合ダブルスで優勝した水谷隼選手と伊藤美誠選手。その水谷選手が、中国からSNSで誹謗中傷メッセージが届いていると明かしていました。決勝戦で中国ペアに勝利し、水谷は金メダルを獲得しました。そのことに腹を立てた中国が彼を攻撃しています。伊藤にも誹謗中傷メッセージが届いているのかもしれません。

 

 応援していた国が負けたからといって、勝った国を非難するようなことがあってはならないと思います。今回の件は中国人からすれば、面白くないでしょう。卓球帝国の中国ですから、決勝戦で勝って当たり前のように、卓球で金メダルを獲れると中国人は確信していたことでしょう。

 

 勝てると言われているような選手であっても、負けてしまう時はあります。水泳の瀬戸大也選手、まさかの予選落ちには驚きました。彼が本来の力を発揮すれば、予選を通過する力以上のものをもっています。メダルを獲れる可能性があったのに、残念ですね。

 

 水谷選手は、中国卓球の不正ラバー問題と長い間、戦っています。(テニスラケットでいうガットの部分、)ボールが当たるゴムの部分を中国が不正していました。卓球ラケットのラバーに接着剤を使用することによって、打球の反発力を強めることができます。国際卓球連盟がその禁止を命じましたが、野放し状態で、外国人選手は違反だと分かっていながら、接着剤や補助剤などを使い続けています。

 水谷は正当ラケットで世界と戦い続けてきました。そして、東京五輪の卓球混合ダブルスで優勝し、中国に勝利しました。打倒中国、この喜びもひとしおでしょう。

 

 スポーツは、正々堂々と言われていますが、蓋を開けると、不正はつきものと言いますか、何というか。人体を強化するか、道具を強化するか、ドーピングを使用、ラケットなどの道具を不正強化など、過去に水泳水着の生地問題やバネ入りシューズの問題などもありました。

 世界でメダルを獲ることは母国に貢献することの他に、選手個人の未来を大きく変えることになります。選手の名誉や名声につながります。(国によっては、)世界大会の金メダリストは一生安泰などと言われている国もありますから、選手はメダル獲得に必死になり、それゆえ、不正を犯してまでしても、メダルがほしい、ということなのでしょう。ロシアは国ぐるみで、ロシア選手にドーピングを使用させて、違反が発覚しないように隠蔽していました。まだ記憶に新しいですね。今回の東京五輪もロシア選手は国代表としてではなく、ROCロシアオリンピック委員会)として出場しています。

 

 卓球混合ダブルスでの優勝は、水谷がいてこそ、伊藤の力が発揮され、伊藤と組んだからこそ、水谷の良さが発揮され、といった相乗効果のようなものを感じました。あの試合は見る価値があると、見て良かったと満足しています。世界で優勝できる選手は精神力も並大抵ではありませんからね。

 

 そういえば、冬季ソチオリンピック(2014年)でロシアのフィギュアスケート選手、アデリナ・ソトニコワ選手が韓国代表のキム・ヨナ選手を破り、金メダルを獲得しました。ノーミスのキムヨナよりもミスしたソトニコワが優勝したから、韓国人は怒り狂って、ソトニコワSNSに誹謗中傷の攻撃をしました。あれ、最近も続いているようです。当時と程度の差はあれど、韓国アカウントから、誹謗中傷を受けているとソトニコワが告白していました。キムヨナの演技が完璧だったかといえば、ジャンプ着氷時に若干乱れがあったり、演技後半に回転不足なのでは(?)と思うようなジャンプがあったりと、大きなミスが無かったといったところでしょうか。一方、ソトニコワは、技術構成がキムヨナより勝(まさ)っていて、ミスはありましたが、技術得点の高さで勝ちました。

 

 ちょっと小耳に挟んだのですが、東京オリンピック開会式と閉会式の費用が160億円だか170億円くらいだそうです。しかし、開会式と閉会式を仕切る側の上層部が上限費用10億円を指定したそうで、残りの予算150億円以上は、どうなっているのか(?)実際には、10億円しか使われていない問題があるとかないとか。消えた150億円とささやかれています。その費用の内訳がはっきりしていないらしく、真相は闇の中なのですが。。

 いろいろとありますが、最終的には開催して良かったと思える東京五輪になると良いですね。そう願いたいです。

 

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