スキージャンプの男子ノーマルヒル個人で小林陵侑(りょうゆう)、そして、スノーボードの男子ハーフパイプで平野歩夢(あゆむ)が金メダルを獲得しましたね。
小林は混合団体戦でも良いジャンプを跳んでいました。追い風で他の選手が飛距離を伸ばせない中、彼はビックジャンパーでした。スキージャンプは天候に、風などに左右されるため、強運も必要なのかな、と思いながら、モニターを眺めていましたが、運だけではなく、地力あっての賜物ですね。周りからもメダルを期待されていましたし、メダルを獲るなら小林だ、と言われていました。彼のお兄さんも出場していましたね。
混合団体戦では、高梨沙羅(さら)の失格が響き、結果は4位に。あの失格がなければ、メダルを獲ることができたでしょう。不思議なのは、なぜ個人戦でも同じスーツを着用しているのに、団体戦では失格なのでしょうね。それに、失格になった選手が中国に反発している国の(トップ)選手たちなのです。中国に対して、外交の面でボイコットのような動きを示した国がありました。中国は外国(特にアメリカ)から制裁を受けていますから、それに対して、忖度が働いた可能性も(?)なんて考えてしまいますが、笑;どうなのでしょうね。
スポーツ選手は兄弟、姉妹が同じ競技者である確率が高いです。スノーボードの男子ハーフパイプに平野が3人出場していました。そのうちの2人は兄弟です。その兄の平野は、ソチ五輪2014で銀メダルを、平昌五輪2018で銀メダルを、そして、今大会の北京五輪2022で金メダル!銀、銀、と続いたので、次こそはと思っていましたが、やりましたね。すごかった!1回目は転倒したのですが、2回目で大技を次々と成功させ、その演技構成も平野しか成し遂げていないもの。そして、3度目は、より完成度を高め、堂々たる優勝でした。
長い間、スノーボード界を牽引してきたショーン・ホワイト選手。過去のオリンピックで3度も金メダリストになりました。誰しも一度は、彼の名前を聞いたことがあるでしょう。その彼の平野についてのインタビューが感動的でした。アユムはショーンに次いで、いつも2番手だったと。そして、今回(この五輪)でアユムは金メダルを手にした。今までショーンが残してきたもの、それはアユムの演技が物語っていると。
ショーン「どのようなレガシー(遺産)を残すのか?って、僕の残した功績、それは、さっきアユムの滑りを目の当たりにしただろう。観ての通りさ!」
かっこいいね、ショーン。なんでこんなイケメンな台詞がサラッと出てくるのだろうね。彼は、今大会で引退を表明しています。涙のラストランは4位でした。
2/12追記
スキージャンプの男子ラージヒル個人で小林陵侑が銀メダル獲得!