コイントス

フィギュアスケートの最新情報や基礎知識などをブログに載せています。スケート業界では知られているものの、はっきりとは語られていないことやフィギュアスケートをする上で大切なことを考えていきます。

フィギュアの迷信、選手は何を考え何を気にするのか

 フィギュアの迷信について記してみたいと思います。女子フィギュアでは、青い衣装や小物を身に着けた選手がオリンピックで優勝する、という迷信といいますか、金メダルを手にする傾向にあることが言われていました。バンクーバー五輪2010では韓国のキム・ヨナ選手がFS(フリープログラム)で青い素敵な衣装を身に着け、優勝しました。トリノ五輪2006ではFSで青い衣装を着た荒川静香選手が優勝しました。

 過去に青い衣装を着た選手がオリンピックで優勝していたこともあり、青色は五輪のラッキーカラーと関係者内でささやかれていました。実際のところは、そのような迷信や言い伝えなどが試合結果(点数)に関係しているかどうかは難しいところです。ただ、個人的には、あやかるといいますか、そういうものを信じても良いと思いますし、影響があるかもしれません。

 げんを担ぐ、験担ぎする選手はいます。いつも同じ場所で待機する人、スケートリンクには必ず右足から入る、または必ず左足から入る人。試合前に聴く音楽や曲が決まっている人、スケート靴を必ず右足から履く人、または必ず左足から履く人。他にもありますが、勝負下着(または勝負練習着)を持っている人など。履き心地が良い同じメーカーのタイツや靴下を何足も揃えている選手もいます。

さて、今回は質問に答えてみます。

選手は待機中に他選手の演技(試合)を見ますか?

 私はモニターで他選手の演技を見ていましたが、それは稀かと。他選手の演技を見ない選手がほとんどだと思います。他選手の演技を見て、ジャンプ構成を少し変更する選手も中にはいるかもしれません。観客の大声援なども聞こえてきますので、他選手の演技の雰囲気が伝わることはあります。その雰囲気に惑わされずに、いかに自分の演技に集中することができるかが重要です。

選手は演技中に何を考え、どこを見ていますか?

 プログラム構成やスピンやステップ、ジャンプなどを考えている選手もいますし、(良い意味で)何も考えていない選手もいます。邪念を払い、頭を空っぽにする方が上手くいく場合もあります。失敗したことやミスしたことなどは考えない方が試合で良い結果につながると私は思います。

 フィギュアスケートが採点競技なこともあり、審判員たちは気になります。審判員やコーチ、周りの選手を見ていると思います。もちろん観客も見えます。観客の応援によって選手のテンションは上がります。スタンドや客席の拍手や盛り上がりが演技中の選手には分かります、伝わります。スピン直後の決めポーズで前後が分からなくなり(目が回り)、格好良い決めポーズを審判員に背を向けてポーズしてしまった選手がいました。本当は審判員を正面に演技終了する予定でした。こういう時、テレビ画面では選手の顔のアップが映し出されるため、テレビを通しては(視聴者からは)気づかないと思いますが、そのような小さなミスは結構あると思いますよ。ロシアのトゥルたんトゥルソワ選手がSP演技中の衣装チェンジ(白鳥から黒鳥に変身する/白から黒へチェンジ)時にホックか何かがコスチュームに引っ掛かり上手く変身できない試合がありました。試合後にエテリコーチに叱られたのか何か言われていましたが、世界トップクラスの選手にも小さなミスはあります。

 余談ですが、ヘアピンや衣装の飾りを氷上に落としてしまうと他選手の迷惑になります。私の友人が練習中にスピンでグルグルグルグル高速で回っていた時、彼女の頭に付けていた髪飾りが飛んでいき、私の頭にぶつかりました。イタタタ、そういうこともあります(笑;)。

www.figfigure.com

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