駅伝やマラソンで高速化が進む、その背景にはナイキの厚底シューズがあった

 速すぎて凄いと話題になるほど、ナイキが開発した厚底のランニングシューズが人気です。平年を上回る暖かさで歴史的な暖冬が後押ししたこともあり、この冬にランニングの人気が高まっています。

 新年の風物詩ともいえる箱根駅伝。第96回箱根駅伝(1/2,3)で今年は10区間のうち7区間で新記録が誕生、そのうち6区間でナイキの厚底シューズを着用していました。全体では箱根駅伝に出場した8割以上のランナーがナイキの厚底シューズを着用していました。記録が出るシューズとして世界中で人気があり、多くの一般人も着用しています。私もその一人です。マラソン日本記録保持者の大迫傑(おおさこすぐる)選手もこのシューズを履き、好記録を出しています。

 複数のイギリスメディアが報じた内容によると、世界陸連(ワールドアスレティックス)の新規則で使用禁止の可能性があるようです。マラソンランナー向けのこの厚底シューズが今後(東京オリンピック2020を含む)国際大会で履けなくなる可能性が浮上しました。それはスポーツメーカーナイキ(NIKE)が開発した「ナイキズームフライ3/定価1万7,600円」などの厚底が特徴的なランニングシューズ。発売以降、売り上げは右肩上がりだそうです。

 今回、世界陸連が問題視したとされるのがこのシューズの構造です。靴底は2つの構造になっていて、カーボンの板が挟み込まれています。つま先が曲がる力でこのカーボンがしなりバネのような働きを生みだすことによって速く走ることができるようになります。一般的なシューズでは、走る(地面を蹴り出す)時につま先が大きく曲がることによって、その力が様々な方向へ分散してしまいます。やはり、ナイキの厚底シューズを着用した人たちは、スピードが出てテンポよく走ることができるようです。足の指先の感覚や体への負担を和らげてくれるような違いがあります。

※世界陸連はナイキ厚底シューズの検討を進めており、今月末(2020年1月末)に結果を発表する予定とのことです。

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