コイントス

フィギュアスケートの最新情報や基礎知識などをブログに載せています。スケート業界では知られているものの、はっきりとは語られていないことやフィギュアスケートをする上で大切なことを考えていきます。

ジャンプの種類と名称の由来など

フィギュアスケートのジャンプは簡単そうに見えますが、半回転を増やすことは大変なことなのです。回転数によって、離氷時のタイミングや力の入れ方(感覚)は異なります。

ジャンプの種類と名前

フィギュアスケートのジャンプは6種類あり、それぞれに名前があります。アクセルジャンプは、ノルウェー出身のアクセル・パウルゼン選手が(考案し)初めて跳んだことから命名、名付けられました。ウルリッヒサルコウ選手(スウェーデン出身)が考案したサルコウジャンプ。ソニア・ヘニー選手(ノルウェー出身)が考案し、アロイス・ルッツ選手(オーストリア出身)が最初に跳んだルッツジャンプなど。ジャンプを成功させた(考案した)人物の名前から付いているものもあります。

種類 名称
トゥループ
サルコウ
Lo ループ
フリップ
Lz ルッツ
アクセル

ジャンプは、トゥ(つま先)を突いて踏み切るものと、エッジで踏み切るものに別れます。

トゥジャンプ

トゥジャンプはルッツ(Lz)、フリップ(F)、トゥループ(T)です。

簡単に説明すると、アウトサイドエッジの左足で重心を外側にかけながら、右足でトゥを突いて踏み切るジャンプがルッツ。インサイドエッジの左足で重心を内側にかけながら、右足でトゥを突いて踏み切るジャンプがフリップ。アウトサイドエッジの右足のまま、左足でトゥを突いて踏み切るジャンプがトゥループ

※左回り(反時計回り)の人を対象。右回り(時計回り)の人は反対になる。

エッジジャンプ

エッジジャンプはループ(Lo)、サルコウ(S)、アクセル(A)です。

簡単に説明すると、アウトサイドエッジの右足で踏み切るジャンプがループ。インサイドエッジの左足で踏み切るジャンプがサルコウ。前向きになりアウトサイドエッジの左足で踏み切り、右足を振り上げながら、半回転多く回るジャンプがアクセル。

※左回り(反時計回り)の人を対象。右回り(時計回り)の人は反対になる。

アクセルジャンプ

1882年にノルウェー出身のアクセル・パウルゼン選手がオーストリアで開催された国際競技大会で初めてシングルアクセルを成功させました。アクセルジャンプは、唯一前向きで踏み切り、腕を大きく振り上げてジャンプします。日本で最初にトリプルアクセル(3A)を跳んだ選手は、伊藤みどり選手です。その約10年後に中野友加里選手が着氷しました。そして浅田真央選手も2005年に成功しました。

女子歴代トリプルアクセル(3A)成功者 ※ISU国際大会
初認定 選手
1989年 伊藤みどり 日本
1991年 トーニャ・ハーディング アメリ
2002年 中野友加里 日本
2002年 リュドミラ・ネリディナ ロシア
2005年 浅田真央 日本
2015年 エリザベータ・トゥクタミシェワ ロシア
2016年 紀平梨花 日本
2017年 長洲未来 アメリ
2018年 アリサ・リュウ アメリ
2019年 アリョーナ・コストルナヤ ロシア
2019年 ユ・ヨン 韓国

 

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