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挑戦・決断・逆襲・復活、四大陸選手権2020男子シングル

 日本代表の選手たちは、挑戦や決断、逆襲や復活など、各々が強い思いを持ち、この韓国へとやって来ました。ソウル郊外に位置する木洞(もくとん)アイスリンクで開催した四大陸選手権2020。選手の紹介と共に感想を綴ります。

 アメリカ代表の樋渡知樹(トモキ・ヒワタシ)選手、彼の両親は日本人です。アメリカで生まれ育ちました。関西弁を話すことができるそうです。(左回りの選手が多い中で)彼は右回りの選手です。昨シーズンの世界ジュニア選手権2019のチャンピオンであり、四大陸選手権は昨年に続いて2度目の出場です。高さのあるバレエジャンプも見どころです。力を出し切った演技で、総合9位でした。

 カナダ代表のキーガン・メッシング選手、日本人を先祖にもつカナダの現エースです。昨年(2019年)9月に弟が他界しました。周囲に支えられて頑張ってきました。昨年8月、彼自身の結婚式で滑った曲をSP(ショートプログラム)の音楽に選びました。奥さんとの思い出の曲です。ジャンプに乱れがありましたが、高速スピンやハイドロブレーディングで観客を魅了しました。総合8位でした。

 日本代表の友野一希(とものかずき)選手、補欠登録からの繰り上がり出場は今回が4回目です。そのうちの過去3回は自己ベストを更新しています。世界選手権2018で5位入賞した実力者です。代役に強い男、ラッキーマン。SPとFSでトータル4本の4回転を成功しました。総合7位でした。

 カナダ代表のナム・グエン選手、彼とキーガン・メッシング選手はライバルであり親友でもあります。かつて、ネイサン・チェン選手や宇野昌磨選手を下し、世界ジュニア選手権2014で優勝しました。今シーズンはグランプリシリーズ(カナダ)の表彰台(2位)に5年ぶりに立ちました。来月(2020年3月)にカナダで開催される世界選手権、そのカナダ代表はこの四大陸選手権の結果で選定されます。会場を一つにした素晴らしい演技で、総合6位でした。

 今季のカナダ選手権2020(国内大会)で優勝したローマン・サドフスキー選手も出場していました。身長183cmの新カナダチャンピオンであり、今シーズン急成長をむかえています。飛躍のシーズンである彼にとって、初めての四大陸選手権でした。カナダ選手にとっては、この四大陸選手権は世界選手権の代表争いを兼ねた大会でもあります。来年の四大陸選手権2021の舞台はオーストラリア(シドニー)です。初の南半球での開催です。そのオーストラリアのエースであるブレンダン・ケリー選手、2014年~2020年までオーストラリア選手権(国内大会)七連覇しています。四大陸選手権は10年連続10度目の出場です。南半球のレジェンドは、陽気なプログラムで観客の心を掴みました。

 韓国代表のチャ・ジュンファン選手、韓国選手権(国内大会)四連覇しています。韓国の絶対エースであり、羽生選手と同じカナダのブライアン・オーサーコーチの門下生です。(練習拠点も羽生選手と同じトロント。)2年前のグランプリファイナル2018では、銅メダルを獲得し、韓国人男子初となる3位表彰台の快挙を成し遂げました。一躍トップスケーターの仲間入りを果たし、韓国内では絶大な人気を誇ります。その甘いルックスとスタイルの良さから、子供時代はモデルとして活躍していました。彼は「母国で行われる大会なので、とてもワクワクしている。羽生選手と一緒に練習することができて楽しい。」と。チームメイトである羽生選手に対してのコメントを求められた際、「羽生選手は僕にとってレジェンドだから、コメントし難いよ。」とインタビューで答えていました。世界屈指の表現者であり、(羽生選手と同門の)親日家スケーターのジュンファン選手は、魅せるプログラムでその魅力を存分に見せつけました。会場での大きな歓声が彼の背中を押しました。回転不足の判定がありましたが、安定感のある演技で、今シーズン苦しんできた韓国のエースは復活しました。総合5位でした。

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