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フィギュアスケートの最新情報や基礎知識などをブログに載せています。スケート業界では知られているものの、はっきりとは語られていないことやフィギュアスケートをする上で大切なことを考えていきます。

世界選手権2021の予定、アリョーナ・コストルナヤのことなど

 昨年2020年は、新型コロナウイルスの影響により、フィギュアスケートの各大会が中止や延期になりましたね。ヨーロッパ選手権2020、世界選手権2020が中止になりました。グランプリシリーズは、各開催国の国内戦のようになり、グランプリファイナル2020は中止になりました。年が明け、四大陸選手権2021、ヨーロッパ選手権2021が中止になり、残念でなりません。今シーズンのジュニアの国際大会は、早い段階から中止が決まり、開催されませんでした。シニアは一部開催できたことは良かったのかもしれません。

 

 世界選手権2021は、3月24日頃から始まる予定です。練習やエキシビションなどを含めると、3/22~28スウェーデンストックホルムで開催される予定です。日本は出場枠が男女ともに3枠あり、男子は羽生宇野鍵山、女子は、紀平坂本宮原が出場予定です。

 男子は、日本とアメリカが3枠、ロシア、中国、イタリア、チェコは2枠、他は1枠です。女子は日本とロシア、カザフスタンが3枠、アメリカ、カナダ、韓国が2枠、他は1枠です。

 アメリカ男子は、先月の全米選手権2021で優勝したネイサン・チェン、2位のヴィンセント・ジョウ、3位のジェイソン・ブラウンアメリカ女子は、優勝したブレイディ・テネル、3位のカレン・チェンが選ばれました。中国男子は、ボーヤン・ジンハン・ヤンがエントリーしています。ロシアは、ミハイル・コリヤダアンナ・シェルバコワが既に出場することが決定しています。コリヤダとシェルバコワは昨年末のロシア選手権2020/21で優勝していますからね。残りの枠は、今月末に行われるロシアカップファイナル後に選考されるかと思います。韓国は、予定では今年は2月下旬から韓国選手権2021が始まるので、その結果で出場選手が決まるでしょう。

 

 昨年は世界選手権2020が中止になりましたから、今年は開催を期待したいです。新型コロナの感染者が世界で半分近く減少していることやワクチンの影響などもあり、今年は開催できるでしょう。昨年のことを思うと、世界選手権2020が開催されていれば、女子はアリョーナ・コストルナヤが優勝していた可能性は大だったでしょうね。男子はネイサン・チェンでしょうか。昨シーズンの彼女は勢いがありました。トリプルアクセル(3A)の調子も良く、波に乗っていました。その機会が失われたことは、彼女にとっては今後を左右するほど大きいものだったでしょう。彼女はエテリ・トゥトベリーゼの元を離れました。その前に、昨シーズン終了後に、アレクサンドラ・トゥルソワがエテリの元を離れ、夏頃のことだったかと思いますが、コストルナヤも離れました。トゥルソワもコストルナヤも現在は、エフゲニー・プルシェンコの元で指導を受けています。コストルナヤは、スポンサーの問題があったようです。トゥルソワもシェルバコワもスポンサー契約していますが、コストルナヤは契約がありませんでした。(主なスポンサーをあげると、トゥルソワはアディダス、シェルバコワはナイキ、ザギトワはプーマなど。)エテリたちは、彼女のスポンサー獲得に協力的ではなかったようです。そのことだけではないようですが。その後、新型コロナの影響もあり、エフゲニア・メドベージェワ(メドベデワ)がオーサーの元を離れ、エテリの元に戻って来ました。メドベージェワは、昨年に新型コロナに感染したことから大事をとってロシア選手権2020/21には出場しませんでしたが、応援席で見かけました。試合後のエキシビションに出演していましたね。

 

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