スピンでカツラが飛んだ話、カツラで恋が終了!?

大学時代に所属していたサークル(写真部)で知り合ったイケメンの木下先輩。その彼とスケート場に遊びに行った話。まあ、デートですな。木下先輩はスケートが上手だった、特にスピンが。なんだか先輩は普段より髪型を気にしていた。それを見た私は、先輩はナルシストだな、なんて思っていた、その時は。

 

スケートリンクにて、

私:「一緒に(遊びで)ペアでスケートができるといいですね。」

何気なく放った私の一言に、先輩は顔を赤らめる。

木下:「お、俺、フィグフィグちゃんのために(練習を)頑張るよ!」

私:心の声「(え!?もしかして木下先輩、わ、私のことを好きなのかも。私の未来は明るいぜ!)」

それからステップやジャンプなどを練習した。

木下:「スケートって楽しいね~あははは~」

私:「そう、スケートは楽しいですよ~あははは~」

そう、ここまでは私たち(私と木下先輩)の未来は明るかった。

スピン練習にて、

私:「木下先輩、スピンすごく上手ですね。おぉ、かっこいい!」

この「かっこいい!」の言葉で先輩の(I字スピンの)回転が速くなる。

グルグル~グルグルグル~ビュンビュンビュンビュン

「パッサァァァ~」黒いもの(カツラ)が宙に舞った。

私:「ああああああ!」

その黒いもの(カツラ)は音を立てずに氷上に落ちた。

スケートリンクが静まる中、それを見た女性からは悲鳴が、近くにいた子供は泣き出す。

その瞬間、スピードスケート並みの速さで先輩は滑ってきて、そのカツラを拾い上げた。

私:心の声「(なんも言えねえ)」(北島康介

木下:「何も言わないでくれ。」

私:心の声「(本当に何も言えない。)」

私:心の声「(ど、どうしよう、何か声を掛けないと…)」

私:「あ、あの、先輩!」

木下:「何も言わないでくれーーーー!!」

木下先輩はスケート場から去って行った。その後、先輩に連絡(ライン)したけど音沙汰無し。もちろん、彼とペアでスケートをする日が訪れることはなかった。私の恋が終わった。

 

あの時、私はどうすれば良かったのでしょうか。あのスケート場を見ると木下先輩を思い出します。彼の頭部が薄くても、私は気にしないのに。カツラの人は、スピンのやりすぎに気を付けましょう。

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