コイントス

フィギュアスケートの最新情報や基礎知識などをブログに載せています。スケート業界では知られているものの、はっきりとは語られていないことやフィギュアスケートをする上で大切なことを考えていきます。

期待されるグレイシー・ゴールド、その背景には(その5)

前回からの続きです。

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 (その4)でソチ五輪2014から全米選手権2016までのグレイシー・ゴールドの活躍とアメリカ代表のポリーナ・エドモンズについて綴りました。2015-16年シーズンまで順風満帆に見えるグレイシーですが、もうすでにこの時は。。。

 グレイシー・ゴールドのインタビューでの受け答えや考え方など、性格が真っすぐでアメリカ人らしい考えがあり、ロールモデルとなるようなイメージが私の中にありました。アメリカ人といっても様々なタイプがいますが、カリフォルニアガールのような感じでしょうか、ザ・アメリカ人といった感じでしょうか。彼女は容姿が良いですね。彼女の元コーチだったフランク・キャロルは、グレイシーの武器は美だと話していました。長い手足に整った顔、ブロンドヘアー、氷上のティンカーベルのようです。その端整な顔立ちは西洋人の憧れでしょう。ブリトニー・スピアーズアメリカ人が好きな顔だと言われていました。ブリトニーは万人受けする顔ですが、グレイシーも負けていないのでは、女優よりも綺麗な顔なのでは、と私は思っています。

 グレイシーは裕福な家庭だったのでしょう。彼女の父は医師で、母は看護師の家庭で育ちました。父親は医師免許を停止された過去があります。少し聞いた話では、処方せずに個人目的で薬を使用していたようです。普段から睡眠薬などを使用している医師は結構いると聞きます。個人使用のために睡眠薬などを持ち歩いているお医者さんは多いのかもしれません。医師であれば、薬はいくらでも手に入りますから、睡眠薬もしくは睡眠導入剤のようなものを病院から持ち帰り、個人で使用していたのしょう。そのことが発覚し、彼女の父親は医師免許を停止されました。そのようなことも含め、一時期は両親とは疎遠になっていましたが、現在は良好な関係のようです。母親はER(救命救急室)の看護師として働いています。主に夜勤で大変なようです。夕方から夜に出勤し、早朝に帰宅という生活を送っていて、新型コロナウイルス流行時も働く母の姿に尊敬している、とグレイシーはインタビューで答えていました。妹のカーリーと母が一緒に暮らしていた時期がありましたが、現在は知りません。妹のカーリーは写真に興味があり、その道のキャリアを歩んでいます。グレイシーとカーリーは40分差で生まれました。彼女らは双子であり、出産時の体重は、姉グレイシーは8パウンド、妹カーリーは7パウンドでした。8ポンドは約3,600g、7ポンドは3,200gくらいでしょうか。そして、双子であっても性格が異なると、グレイシーは答えます。周りからも双子でも性格が違うね、と言われるのだとか。グレイシーは完璧主義者だと、これも彼女自身がインタビューで回答しています。勝気で何でも一番でなければ気が済まなかったと。その性格の通り、グレイシーは自分の殻を破るほど、正域を超えて、異世界の自分に出会うために、天辺を目指し猛練習に励みます。一方のカーリーは楽しくスケートし、グレイシーのように完璧を求めるタイプではなかったそうです。そこで差が開いたのでしょう。

 

次回に続きます!

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